第11回軽便鉄道模型祭・Q&A集

 祭の会場でギャラリーの方からいただいたご質問について、主だったものをまとめてみました。モジュールに関しては、石垣、地面、草むらなどの製作方法についてのご質問を多くいただきました。尾小屋鉄道キハ3は、エンジン、台車など下回りに興味をもたれた方が、多くいらっしゃいました。お役に立つ情報、ありましたか?

<モジュール関連>
Q1:.落ち葉の素材は?
A1:.主に、食材の「バジル」や「オレガノ」(写真はS&Bの詰め替え用バジル)にプラ用塗料で着色して、水溶きボンドを塗った地面に撒いて固着しました。着色しないで使用した場合は、次第に緑色が褪せて、薄茶色になります。
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Q2:.畑の作物、ハクサイの製作方法は?
A2:スチレンボードから卵型の小片を切り出して、それを芯にして、「花はなプリザ」という商品名のドライフラワー(御茶ノ水レモン画翠で購入)の薄緑色の葉っぱを3~4枚ボンドで巻き付けるように貼り付けました。白い部分は、フラットホワイトでドライブラシするように塗装すると、葉脈が浮き上がってリアルな感じになります。
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Q3:針葉樹の製作方法は?
A3:幹はバルサ材。枝はφ0.5mmくらいの真鍮線をよじったもの。葉は緑に着色した園芸用の「みづごけ」を、ゴム系接着剤で枝に接着しました。
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Q4:紅葉した落葉樹の製作方法は?
A4:枯れてしまった本物の鉢植えの木をベースに、オランダフラワーで小枝を追加し、水溶きボンドを塗り着色したバジルを振りかけたものです。

Q5:刈田の製作方法は?
A5:ベースのボール紙に、5~6ミリ間隔でφ2mmの穴を開け塗装。麻ひもの繊維をほぐして束ねたものの根元にボンドを付けてベースの穴に植え、乾燥後ハサミで短く刈ります。色は麻ひもの色を、そのまま生かしました。

Q6:背の高い草むらの製作方法は?
A6:「フェイクファー」という人工毛皮(ユザワヤで購入 \600/1mくらい)に、アクリル塗料を染み込ませ、歯ブラシやワイヤーブラシでゴシゴシやったり、ピンセットの先でつまむようにして形を整えたものです。
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Q7:神社の製作で使用した材料は?
A7:お社の本体は、工作用ボール紙をベースに、ヒノキの角材やSTウッドを表面に貼り付けて製作。屋根は、バルサ材、ヒノキの角材をベースに、アートポスト紙の瓦を1枚ずつ貼り付け。鬼瓦など一部にプラ材を使用し、破風の懸魚や格子はSTウッドを使用しました。鳥居はプラ板とプラパイプです。
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Q8:野小屋の製作方法は?
A8:軸組みはヒノキの角材、板張りは崎陽軒のシウマイ弁当のふたから切り出したもの。アクリルのフラットブラックを薄めたもので着色して、同フラットホワイでドライブラシ。同質の塗料でドライブラシすることで、下地の色と混ざりグレーっぽくなりますが、その色加減で経年劣化の風合いを調整しました。

Q9:石垣、石畳の製作方法は?
A9:スチレンボードの表面をカッターでそいだり、目の粗いサンドペーパーで荒らして、カッターや鉄筆で筋を付けたものです。積み石を一つずつ切り出して積み上げた部分も一部ありますが、鉄筆で筋をつけた方が簡単で実感的な仕上がりになりました。

Q10:地面の製作方法は?
A10:タミヤの「テクスチャーペイント」のダークアースをベースに、アクリル塗料のバフやダークイエローを薄めて重ね塗りしたものです。

Q11:畑のたき火跡の製作方法は?
A11:木材の小片や落ち葉の材料を接着剤で固め、炭化した部分をフラッブラックで塗装。灰は、蚊取り線香の灰や、パステルの粉末を水溶きボンドで固着したものです。

Q12:使用した接着剤は?
A12:主に次の接着剤を使用しました。
・Waveのハイスピード瞬間接着剤・・・ストラクチャー、アクセサリー類の組立などに使用。
・タイトボンドオリジナル木工用接着剤・・・乾燥後艶が出ないので、はみ出してもあまり目立たない。ストラクチャーや植生の接着に使用。
・パワーエース 速乾アクリア・・・スチレンボードや田んぼ、畑のベース、草むらのフェイクファーなどのベースへの貼り付け、屋根瓦の接着などに使用。
・ボンド G17・・・針葉樹の葉の接着、波板の接着、アクセサリー類の固定や組立に使用。
・タミヤセメント・・・ブラ板、スチレンボードどうしの接着に使用。
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Q13:.製作期間は?
A13:今年の5月2日から10月3日までの、5カ月間です。

Q14:このモジュールのタイトルは?
A14:質問されるたびに、「神社のある風景」とか「晩秋の桜山軽便鉄道」、「冬枯れの里」などと、違う答えを返していました。すみません。全然考えていませんでした。何にしましようか。

<尾小屋鉄道キハ3関連>
Q1:スクラッチ?キット?
A1:車体は、SHOP KIHAのペーパーシート(自分で切り抜くもの)を使用しました。下回りは台車を含め、プラの各種素材や真鍮線、真鍮パイプからスクラッチ。動力はKATOのEF510(1/80)の動力ユニットを利用しています。
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Q2:DCC?
A2:DCCは未装備です。ライトもダミーで点灯しません。電気関係が苦手なのです。

Q3:床下の資料収集は?
A3:ネットで収集しました。その後モデル8から「模型製作参考資料集5 尾小屋鉄道」が発売されたので、現在はこの資料が参考になると思います。あるいは実物を見に行けばいいですね。台車については、ペーパーシートにパーツがプリントされているので、それを参考にプラ板で作りました。

Q4:尾小屋鉄道の現役時代を知ってる?
A4:中学1、2、3年生の時に、それぞれ一回ずつ訪れました。初めて乗車した車両がキハ3でした。当時(13歳)の自分を人形にして、当時座った位置に乗せています。

<その他>
Q1:模型歴は?昔から模型を作っていたのか?
A1:プラモデルは幼稚園の頃から作っています。小学校2年生のとき、閉め切った部屋でプラモデルの塗装をして具合が悪くなり、運動会を休んだ記憶が強烈に残っています。鉄道模型は小学校4年生の秋に始めました。初めて買ったのは小高のクハ153のペーパーキットでした。ペーパーキットが\800くらいで、台車が\500くらいでした。

Q2:モジュール製作で苦労した点とか、よく見てほしい部分とか、もっと自分の作品をアピールしなさい。
A2:はい、今後意識します(^^;;;

Q3:瓦の塗装に「モリコート」が最適だよ。
A3:早速ネットで購入して、試してみました。不満だった瓦の質感が、実にいい感じになりました。ありがとうございます。
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以上です。
祭関係の記事の公開は、今回で終わりにします。尾小屋鉄道キハ3の製作記はブログに載せていないので、近日中に整理して公開します。これから年末にかけては、車両の製作に重点を置こうと思っています。

この記事へのコメント

鉄道青年
2015年10月13日 16:28
桜山軽便鉄道さま
軽便祭の節はたいへんお世話になりました。
当日は、自分の部分のケアで余裕がなく、せっかく隣につないで頂いたのに、ゆっくりとおはなしを伺うことができませんでした。ですので今回、このようにメイキングの解説をして頂けるのは、たいへん有難いです。
それにしても、目立つ部分も目立たない部分も、大変なこだわりをもって製作されていたのですね。そしてそのことを気付かせずに、さらっと見せてしまうところや、驚異的に短い
製作期間など、本当に達人です。
またどうぞよろしくお願いいたします。
桜山軽便・今井
2015年10月13日 22:10
鉄道青年さん、こんばんは。
軽便祭ではこちらこそお世話になりました。
今回は、はじめての本格的なOスケールのモジュール製作ということで、すこし力みすぎた感があります。
次回は、今回の経験を生かしつつ、肩の力を抜いて楽しめたらいいなと思いますが、どうなることやら。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。