京急800形のこと

 引退した京急800形の思い出など、ほんの少しだけ。

 京急800形がデビューしたのは、京浜急行創立80周年の1978(昭和53)年のことでした。

 当時所属していた高校の鉄道研究会で発行していた会誌の表紙に、登場したばかりの800形のイラストを描いたのを思い出します。当時はガリ版印刷だったので、ロウ原紙に鉄筆でカリカリ描いたものです。懐かしいですね。

 また、新車ガイドで800形を紹介した、鉄道ファンの1979年3月号も思い出します。800形の顔をドーンと載せた表紙は、インパクトがありました。記事内の、ロンちゃんこと吉村光夫氏による、800形を擬人化した『ミスター800に聞く』というインタビュー仕立てのコラムも楽しいものでした。
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 大学に進学し、通学には京浜逗子から横浜まで4年間京急を使いました。800形の投入により、旧型の400形などが淘汰されて行くのは残念でしたが、乗る分には旧型とは比べものにならないほど快適で、当時は大変お世話になった車両です。

 そんな、頻繁に乗車した馴染みの車両でしたが、写真はほとんど撮っていません。辛うじて1984年頃に逗子線の神武寺~六浦間で撮ったものが数枚みつかりましたが、ひどい出来で公開できるような代物ではありません。
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 そんなわけで、あらためて撮影に出かけようかと思っていたものの、何となく機会を逃してしまい、引退の日が過ぎてしまいました。

 800形は映画『シン・ゴジラ』(2016年)で派手に宙を舞いました。北品川に停車していた800形が吹っ飛ばされ、第一京浜に落下します。鉄道好きの樋口監督と庵野総監督が、あえて800形を選んだ由。
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 40年間お疲れさまでした。
おわり

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